ご無沙汰しています。
ちょっとやんごとない事情で間隔が空いてしまいましたが、ご容赦いただきたく。
さて、いきなり大きなテーマですが、ちょっと面白いなというやり取りを思い出しました。
少し前に、ある敏腕ビジネスマンと面識を得ましてね、その人とのやり取りです。
ちなみに、この方はうちの代表(仲間内では「大将」とか「オヤジ」と呼んでいます)の大学の先輩筋(二人とも東大法学部卒)で大企業に勤務されて、海外留学の経験もある方で、ヘッドハンティングされた先で経営者として売上を1.5倍にされた実績があり、現在は様々な起業家のサポートをされている方、物凄く多くの引き出しをお持ちですね。普段、余り他人を褒めることのないうちの代表が「あの人には全く勝てる部分がない」と脱帽していました。
その方と話したテーマというのがタイトルにもあるように「『勉強』とは何か?」です。
うちの代表曰わく、「勉強ってのは『軽業』とか『手品』みたいなもんだと思います。実際、自分の来し方を振り返ってそう思いますね。お世辞にも進学校出身じゃなかったけれども、苦手科目の化学以外は余り勉強に対して抵抗はなかったなというのはありますね。ちょっとしたきっかけがあれば大体の生徒って覚醒って訳じゃないけれども、『何でこの人、こんなこと出来るんだろう?俺もやりたいな』って思うんじゃないですかね」。
これに対して先方、「具体的に何かある?」って仰るので、サイトに掲載している数学の問題(XY座標の単位円上に有理点が幾つあるか)の話をしたんです。
じゃあ、敏腕ビジネスマン氏、目を閉じてこっちの話をいかにも聞き入るような風でね、代表が話し終えると、
「なるほどねぇ…。自分にはそういうのはなかったなぁ…。ってか、今でもそうだけれども、基本、勉強って嫌いなんだわ。だからね、受験でも学部に入ってもそうだったけれども、兎に角、作業量を減らすにはどうすれば良いかってことをまず第一に考えたもんなぁ…」としみじみ。
これ聞いて、普段の代表なら「こいつはアホだ」とか言うのですけれども(大将、正直だからたまに困ります)、暫く考え込んじゃいましてね、お暇したあとに「時間って概念、具体的には制限時間ってのは勉強ってつくものには付いて回るわなぁ。『手品』とか『軽業』と『仕事』の最大の違いはそこだわな。あちらが敏腕ビジネスマンで俺が職人気質って違いってそこだよなぁ。勿論、到達点とか目標ってのは同じなんだろうけれども、いや、良い勉強になったよ」ってにやにや笑ってやがります(気持ち悪い!笑)
まぁ、とりとめのない話ですが、中等教育の「勉強」ひとつにしても、捉え方が色々あり、そこから生き方も色々派生するものだなぁって思いましたね。
ってことで、デジタル・ジャングルでは通信添削1回当りの所要時間を50分と想定して問題を用意しています。
ただし、2問用意して50分だからって、1問25分で解けば良いというものではありません。個人差もあるでしょうが、15分で出来るときもあれば、30分経っても解ききれない事もあると思います。
その臨界点を見定めて、なおかつ臨界点を超えるために活用して下さい。