今年の英語の入試問題を振り返って
取り敢えず、旧帝大など今年の主要大学の英語の入試問題をさらりと見返しました。昔とは随分と変わってきたなというのが正直な実感です。特に英作文など、昔は所謂和文英訳のみだったのですが、今では自由英作文、それも英語での論理的議論を要求する問題もかなり見られるようになり、隔世の感があります。
いずれにしても今も昔も大学入試を通じて英語学習に要求されているものは、根本の部分ではそんなに変わっていないのではと思っています。
ただ、やはり出題のあり方に変化があるのは間違いないことで、その背景には英検の出題方式の変化、特に自由英作文の導入が大きいところではないかと思います。
受験英語対策、どういう準備をすべきか
色々求められる能力はあると思いますが、英語の日常的な学習においてまず心懸けなくてはならないのは、「辞書を使わないこと」です。
辞書を使うことで今まで知らなかった言葉の意味を知るのだから可笑しいじゃないかって反論もあるかもしれませんが、それだとすぐに忘れます。
大切なのは頭に定着させることです。そのためには試行錯誤を繰り返すことです。つまりは、辞書を使わずに文章に当り、自分なりに考えをまとめた上で、それが正しいかどうかを確認するために辞書を使うことです。
そして、辞書を使うのは同義語を押えるためであることを忘れてはなりません。勿論、問題集や参考書でも構いません。兎に角、同義語でも対義語でもちゃんと押えることです。
英語の入試問題、英作文なんかはその典型ですが、例えば英語の本文を読ませてそれに関する論評をさせる場合、あるいは本文を英文で要約させる出題の場合など、実はどの程度言い換えが出来るかとかボキャブラリーがどの程度あるかとかで勝負が左右される場合があるのではないかと思うのです。
勿論、それ以外にも例えば総合問題等で問われることもあるでしょう。
総合問題と言えば、京都大学の英語の入試問題において総合問題が導入されて随分となりますが、昔は英文和訳の大問が2つに和文英訳の問題が1つというシンプルな出題パターンでした。
それが今のようにバラエティに富んだ出題方式になったのは、英語と日本語を一対一対応で考えることの限界に大学側が気付き始めたからではないかとも考えられます。

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