このグラフはデジタルジャングル制作の教材を用いて勉強した生徒達の成績の推移です。科目は国語(古典)です。国語の成績は英語や数学と異なり明確な勉強法がないと思われがちでありそれゆえに成績を伸ばしにくいと思われがちですが、このように顕著に成績が向上しました。勿論、単調な一次関数的に伸びたのではなく、ある段階から急激に伸びたのですが、それまでの鍛錬の成果が少しずつ実り始めたゆえであると考えられます。具体的な手法に関しては企業秘密ですのであまり掻い摘まんでお話しすることは差し控えさせていただきますが、取り敢えずは「国語という科目の存在意義をよく理解した上で楽しく勉強した成果」であることだけは申し上げます。
そのせいでもあり、二人の高1生はそれぞれ中央官庁の論文コンクール、自治体(政令指定都市)主催の作文コンクールに入選するという副次的な成果を得るまでになりました。
以下、英数国各教科の勉強のやり方を簡単にまとめてみました。参考にしてください。
・文章全体のテーマを把握しよう
・興味がある分野・ジャンルに英語で触れてみる
・闇雲に単語帳・辞書を使わないこと(分からない言葉は取り敢えず自分で考える)。
・多読・精読(多聴・精聴)のメリハリを付けること
・「絶対に得意科目になる」と諦めないこと(特に文系生徒)
・まずは教科書レベルの問題を自力で解けるようになること
・ゲーム感覚で解法パターンを頭に入れること
・同じくらいのレベル(あるいは志望校)の友達と解法の教え合いをすること
・兎に角スピードを大切にすること
・ある程度得意になったと感じ始めたら、より効率的な解法(別解)を考えよう。ただし、これが病み付きになると却って危ない(入試は時間との闘いだから)。
・「なぜ古典を勉強するのか」を常に考えよう
・闇雲に単語帳を使わないこと(分からない言葉は取り敢えず自分で考える)
・文法は飽くまで最後の命綱(闇雲に品詞ごとに区切らないこと)
・日本史・世界史・倫理など他の科目も勉強しよう
ミスを恐れず、堂々と間違うことで「体験」を「経験」に昇華しよう。そうやって得た「経験」の質量が高い人間から伸びるのが大学受験、極めて分かり易い理屈です。
ちなみに、多くの文系生徒が難渋している数学の学習に関して、少し具体例を挙げてみました。こちらをクリックしてください。